2004-10-12から1日間の記事一覧

―――というのを今日思い出した

エーテルの蒸気に顔を背けると、窓の外に目を奪われた。雨が降った後の空に太陽の光が射し、そこにはっきりと濃い虹が現れていた。さらによく見ると、虹が二つ重なっているようで、十以上のいくつもの色が層を成していた。虹を辿って目線を下へ向けると、そ…

虹の足を場所には財宝が―――

僕がまだ口笛吹く練習のしていた頃、虹が足下ろす地は財宝があると思っていた。あんぱん入った鞄背負い、自転車その地へ向かおうとしたりも。結局、途中で消えたりして志半ばで家に帰るけど、鞄にガラクタ詰めて自転車またがり家を出るまでが一番楽しかった…